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Vol.9【なぜ勉強するのか】それは、たった2%の時間



こんなことを考えたことはないだろうか。




「人はなぜ勉強するのか」




恐らく、このブログを見ている人の99.9%の人は考えたことがあるし、


中には毎日こんなことを考えて過ごしている人もいるだろう。


そんな君は、ぼーっと授業を受けて、何となくテスト勉強をして、返って来るテストの点数も見慣れてしまっているかもしれない。


そして勉強しろとも言われても、その言葉は空気のように軽く感じるかもしれない。




そんな君に、このブログをひとつの運命だと思って読んで欲しい。


勉強に対してやる気がない、逆にそうでなければ、ここにいなかっただろうから。




このブログの最後では、この問いに対する一つの答えを示そうと思う。


それが正しいかどうかはどうでもいいとして、


あなたの心の中に少しでも残って気持ちが前に進んだなら、嬉しい限りだ。




高校1年生の冬、僕は今の君と同じように、勉強する意味を見失っていた。


市の図書館で勉強していたが、全く集中できずに関係ない雑誌を2、3時間立ち読みしていたくらい。


やっと席に戻ってシャーペンを握っても力が入らない。


医学部現役合格を目指していた僕だが、完全に立ち止まってしまったのだ。




このままではいけない、と思いつつも


今が楽しければいいんじゃない?


という考えが僕の頭を徐々に浸食していた。




学校の予習・復習もおろそかになり、授業中暇すぎて先生の似顔絵を描くことに楽しみを覚え始めたころ、


転機は突然訪れた。


それは高校の先生のお言葉。たしか何気ないホームルームの時間だった。僕たちを鼓舞するために言ったのだろう。




「いいか。高校卒業までに勉強する期間は3年だ。


長いと感じる人も多いだろうが、


そのたった3年が今後の人生の60年を決めるんだ。


そう考えると高校生活の時間なんてちっぽけなもんだろ」




当時、目の前のことに追われすぎて将来が見えていなかった僕は、ハンマーで頭をぶん殴られたような衝撃を受けた。


たしかに。


人生トータルで考えれば、受験勉強をする期間なんてわずかなもの。


人生100年時代と言われるから、受験勉強をする残りの2年なんてたった2%に過ぎない。


そして残りの人生は高校生からすると80年ある。


受験勉強の2%が残りの80%の人生を大きく決めるんだったら、今勉強するのは悪くないのかもしれない。


一見屁理屈みたいだし、ただ学校の言いなりになっているだけだ、と思うかもしれないが、


これは紛れもない事実なのだ。


それを知ってから、僕は再び机へと向かうことができるようになった。




そして、あれから5年経って、今ではこうして塾で先生として働けている。


先生の言葉にも感謝しているし、現役で医学部に合格するんだ、という意思を絶やさなかった自分にも感謝している。




と、当時高校生だった僕はここまでしか考えることができなかったが、この考えにはまだ続きがある。


それは大学生になって、いろんな人とかかわって気づいたこと。


【なぜ勉強するのか】


に対する答えとして、アップグレードされたのだ。


これについては次回書くことにしたい。




それでは!



























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